コロコロまるまる~ダンゴムシの生態・採集(観察)方法・飼育方法を紹介
誰もが見たことがあるであろう、くるっとまるまるダンゴムシ
その生態や飼育方法についてご紹介します。
「ダンゴムシ」という名前ですが、実は昆虫ではなくエビやカニと同じ「甲殻類」に分類されます。
ダンゴムシの活動で、土壌が良くなると考えられています。
ワラジムシもダンゴムシと同じような環境にいますが、まるまるのがダンゴムシです。
ダンゴムシの生態
生態:
ダンゴムシは、苔が生えるような少し湿った場所、石や落ち葉、植木鉢の下などに生息しています。夜行性が強いですが、昼間にも活動します。落ち葉や昆虫の死骸などをエサとして生活しています。ダンゴムシは脱皮をして大きくなります。アリなどの外敵に襲われそうになった時など、危険を感じると、体をまるめて守ります。産卵は1度に、50~200個程の卵を産み、お母さんダンゴムシのお腹のふくろで孵化します。孵化したダンゴムシは1年程で大人の大きさになります。
ダンゴムシの主な採集(観察)方法
春~秋にかけて、土や落ち葉のある場所、少し湿った場所の木や落ち葉や石の下などで観察することができます。寒い冬は、木や石の下に集まってじっとしています。
ダンゴムシの飼育方法
〇必要なもの
・ケース(ミニケースや小ケースくらいの大きさのケースで十分です)
・土や落ち葉
・エサ(枯れ葉、大根・にんじん・キャベツのかけらなど)
・霧吹き
ケースに土や落ち葉を3~6cm程入れ、隠れ家となる石などを入れてあげると良いです。
からからにならないように気をつけて、霧吹きなどで水分調整をしましょう。
見事にまるまるという特徴のあるダンゴムシ
タマゴラスや爆丸、ロボットといった玩具の発想の元にもなっているかもしれませんね。