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山地性のクワガタ!スジクワガタの生態・採集(観察)方法・飼育方法を紹介

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山地性のクワガタ!スジクワガタの生態・採集(観察)方法・飼育方法を紹介

本州では主に標高400m以上の山地に生息するスジクワガタ。地味なクワガタですが、クワガタの魅力を充分に持ったクワガタです。あまり多くいるという場所は聞かないですが、全国各地に生息しています。山地の、少しレアなコクワガタといった位置づけでしょうか。

 

スジクワガタの生態

体長:
♂14~39mm程

♀14~24mm程

 

生態:

本州では主に標高400m以上の山地に生息する。標高1500m程の場所でも見られ、アカアシクワガタと混生することも多く、同じく場所や環境により夜行性かつ昼行性を示す。雑木林ではクヌギなどの樹液に夜間集まり、高標高地ではヤナギや各種広葉樹の樹液に集まり、日中も活動する姿が見られる。樹皮のめくれなどに隠れていることが多く、メスとオスがセットでいることが多い。姿が似ているコクワガタとは大アゴの形などで判別することができる。幼虫は広葉樹の、やや水分を含んだ不朽が進んだ根部などを好む。蛹質は朽木内に作る。

分布:
北海道、本州、四国、九州、佐渡島など

寿命:
野生では数ヶ月~1年
飼育下では1~2年程

 

スジクワガタの主な採集(観察)方法

・5月~9月、雑木林の夜間の樹液採集。もしくは日中、ブナ林でヤナギなど、広葉樹のルッキング採集

・5月~9月初旬に夜間、灯りに飛んできたものを拾う灯火採集やライトトラップ。灯火採集は19時~22時の間に飛来することが多いです。スジクワガタは個体数がめちゃくちゃ多いという場所が少なく?あまり飛んできませんが、飛んでこないといわけでもないです。

 

スジクワガタの飼育方法

クワガタは飼育用品も豊富。
ここでは簡単なスジクワガタの飼い方をご紹介します。
コクワガタの飼い方とほぼ一緒ですが、山地性のクワガタのため高温には注意したいところです。

1ペアを飼うのを想定していますが
(クワガタは基本的に1つのケース1ペアで飼います。狭い空間でそれ以上飼育すると、ケンカして弱ってしまうのでおすすめできません。)
スジクワガタは小さいクワガタということもあり、中ケース以上の大きさであれば2~3ペア飼うのもありかもしれません。気性が荒いところもありますが。

必要なもの
・小ケース程のケース(横225mm 縦150mm 高さ165mm程)
・広葉樹のマット3cm~10cm程
・エサ(ドルクスゼリーなどのゼリータイプが使い勝手が良いです)
・棲家となるような木
・霧吹き(水分補給などに)

これくらいでしょうか。
本州での飼育下では、4~10月の活動期に2~7日に1度ゼリーを交換してあげたり、霧吹きをしたり、排泄物の掃除をしたりとそこまで手はかからないのではないかと思います。
本州では400m~1500m程の高標高に生息しているクワガタのため
温度に気をつけてあげると良いです。
暑くても28℃以下に保てるようにしてあげたいところです。

マットは適切な水分保持の役目があり
ちょっと水分を含むくらいにしておきます。(水分が多過ぎてもだめです)

 

産卵させる場合

スジクワガタは産卵させることができます。
適切な温度管理の問題もありコクワガタなどより難しく、国産クワガタの中でも難しい部類です。シイタケのホダ木にも産卵します。樹種もコナラでもクヌギでもOK。産卵木の樹皮はとっておいた方が良いです。直径5~6cmの細い木にも産卵します。硬い材より柔らかい材を好みます。
産卵させる際には、産卵期間中、自然下と同様に温度を20~25℃の間に調節した方がうまくいます。

産卵の手順として
1.ペアリング。5~9月に羽化後1~2カ月以上たったオスとメスを2~3週間一緒のケースで飼う。(羽化後、間もないと体が成熟しておらず、産卵しない。野生で採集したメスは交尾済みのことも多い)

2.産卵木となるホダ木を入れて(ペアリングする時から入れていてもOK)マットに3分の2程埋めます。完全に埋め込んでもOK。マットの厚さは8cm以上ある方が望ましい。
*産卵木は1~2時間程水につけて数時間~半日程陰干しして適度に乾かしたものを使います。水分を含み過ぎていても、乾燥し過ぎているのもよくない

3.メスはやがて産卵木に穴を空けたりして、産卵に入ります。
(卵は10~30個程産むことが多いです)

4.産卵木をセットしてから(産卵してから)1ヵ月半~2ヵ月半程したら産卵木に幼虫がいるはずなので、産卵木をドライバーなどで割って、幼虫を取り出し、幼虫飼育用の容器に入れます。
*産卵木をセットしてから1ヵ月~1ヵ月半程したら産卵木を取り出し、取り出した産卵木を広葉樹のマットなどにうめこみ1ヵ月程経ったら割り出す方法もオススメです

.幼虫飼育は、菌糸瓶飼育、マット飼育、材飼育など、いくつかの方法があります。概ね600cc程の容量があり、蛹を作るスペースが充分にあるビンやケースなどの容器で飼育します。幼虫は多くは1~2年で蛹になり、羽化します。

 

スジクワガタは脇役的な地味なクワガタですが
それがまた良し!
魅力的なクワガタムシだと思います。

 

 

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