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世界最小の犬~チワワの歴史・価格・飼育方法を紹介

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世界最小の犬~チワワの歴史・価格・飼育方法を紹介

小さな体と潤んだ瞳が愛らしいチワワは、愛玩犬として日本では非常に人気がある犬種です。体が小さくてペットとして大人気だということもあって、初心者でも飼いやすい犬種だと思われがちですが、きちんと躾けないと意外と手がかかります。そこで、ここではチワワの歴史から紹介して、特徴や飼い方、しつけ方などについても詳しくお伝えします。

 

チワワの歴史

チワワの原産はメキシコとされていますが、その起源は正確にはわかっていません。中国が起源だという説も有力視されています。中国にいたチワワの祖先をスペインの貿易商が新大陸に持ち込み、それが現地の犬と交配して今のチワワに繋がっているという説です。もちろん、中南米が発祥という説も有力です。昔からこの地方にいた「テチチ」という小型犬を祖先とするという説があります。

いずれにせよ、チワワという名前はメキシコのチワワ市から来ています。アメリカ人がチワワ市から1850年に、今のチワワの基礎となる犬種を母国に持ち帰ったことで「チワワ」と名付けられました。その時、アメリカに持ち帰られた犬も小型犬でしたが、アメリカでさらに小型に改良され、今のサイズに至ります。日本では1970年代ごろからペットとして人気が出始め、その人気が今も続いています。

 

チワワの特徴

世界で最も小さい純血種と言われるほど、体が小さいのがチワワの最大の特徴です。また、体のサイズだけでなく、頭頂部からおでこにかけてリンゴのように丸い形をしていることもチワワ独特の特徴で、これを一般に「アップルヘッド」と言います。アップルヘッドが綺麗な丸みを帯びて、それにピンと立った耳と低い鼻が合わさった形が、理想的なチワワのシルエットです。また、しっぽにも特徴があります。尻尾が高く持ち上がりカーブを描くように胴体に向かっているのが、チワワ独特のスタイルです。

チワワの体型は、個体によって千差万別です。体長は15~23cm程度、体重は1.5~3kg程度の範囲が標準ですが、スラリとしていたり、ずんぐりしていたりと意外とバラエティに富んでいます。

また、性格は他の犬種と比べて排他的です。チワワ以外とは相性があまり良くなく、警戒心が強くてよく吠えます。そのため臆病に見られがちですが、自分より体の大きな犬にも立ち向かっていくような勇敢なところも実はあるのです。ですので、番犬としても意外と役に立つでしょう。飼い主がしっかり愛情を注いで育てると、チワワもその愛情に応えようと非常に忠実になついてくれます。

ただし、このような特徴はありますが、性格も体と同様、個体によって大きな違いがあります。風の音にも怯えるほど臆病なチワワもいますし、大型犬にも怯まず向かっていくような大胆なチワワもいます。

 

チワワはどこで買える?価格相場は?

チワワはペットショップで販売しています。ペットショップでの価格は20万円前後が相場です。毛の長さや色によって価格は変わります。ペットショップ以外では、ブリーダーから直接引き取るケース、里親募集や保健所から迎え入れるケースなどがあります。年齢や毛色にこだわらなければ比較的安く手に入るでしょう。

 

チワワの飼い方・しつけ方

チワワを飼う時は必ず室内で飼いましょう。寒暖差にとても弱い犬種のため、屋外での飼育は向いていません。しかも、部屋の温度を25℃前後に常に調節しておくことが大切です。寒さには特に弱いので、必ずエアコンのある部屋で飼ってください。

大人でも小さな体が特徴のチワワは、子犬のころは人間の手のひらにも収まってしまうぐらいです。そのため、過保護に育てている人が多いですが、行動はかなり活発です。部屋の中でしっかり運動できるように、十分な広さの部屋を用意してあげましょう。脚が細くて華奢なので、怪我をしないように床を絨毯敷きにするなどして配慮してあげることが大切です。

なお、チワワの頭蓋骨には生まれつき穴が開いています。大人になるにつれて穴は塞がっていきますが、それまではなるべく頭に衝撃を与えないよう、必要以上に触らないようにしてください。

 

チワワは警戒心が強いため、ちょっとした物音にも反応してよく吠えます。無駄吠えをさせないようにするには、子犬のうちからいろいろな刺激に慣らしてしつけていくことが大切です。超小型犬なので長時間の散歩は必要ないですが、部屋からまったく出ないようでは社会性が身につきません。犬にとって社会性はとても大切で、幼いころに他の人間や犬と触れる機会がないと、飼い主以外には攻撃的な犬になってしまいます。まずは、飼い主がしっかり愛情注いで信頼関係を構築し、それから、できれば生後3ヶ月までに飼い主以外の人や犬とも触れ合える機会を持たせてあげましょう。

 

 

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