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もふもふの癒し系うさぎ~ホーランドロップの生態・飼育方法を紹介

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もふもふの癒し系うさぎ~ホーランドロップの生態・飼育方法を紹介

童話や絵本にもたくさん登場し、世界中で愛されているうさぎの中でも特にホーランドロップ種はペットとしてもとても人気があります。そのもふもふという感じの体と、愛らしい顔つきはまさに癒しの動物です。長い耳とかわいらしく突き出た鼻は見ているだけで、なんだか癒されてきます。そんな愛くるしいうさぎの魅力に迫るべく、その生態や飼い方をチェックしてみましょう。

 

ホーランドロップの生態

日本でペットとして飼われることが多いうさぎは、アナウザギ属という種類に分類されているものですが、特にホーランドロップが人気です。それほど体が大きくなることがなく、手足がちょっと短め、性格も穏やかなうさぎが人気です。ホーランドロップの身体的な特徴としては、やはり長い耳が一番に挙がります。この長い耳は、あらゆる方向からの音を敏感にキャッチするためのものです。天敵に襲われた時に、うさぎはそれと戦うのではなく逃げるという手段しか持っていません。音で天敵が近づいているのを早く知り、逃げることができるようにという目的があります。

 

ホーランドロップの耳にはたくさんの毛細血管、つまりごくごく細い血管が張り巡らされています。長い耳は外気に触れているため、この耳を通る血管によって血液が冷やされることになります。上手に体温を調節する役目を長い耳が果たしているということになります。かわいい見た目というだけでなく、ホーランドロップにとってはとても大事なパーツだということです。

 

後ろ脚が長くてとても力が強いというのもホーランドロップの特徴です。ぴょこぴょこというかわいらしい走り方は、この後ろ脚がメインとなっているからです。これも、天敵から素早く逃げることができるようにという目的で、瞬発力のあるキックをする脚を持っているのです。家の中でホーランドロップを飼っていると、モソモソ、ぴょこぴょことのんびりと歩いていることが多いですが、びっくりした時などは、驚異的なジャンプ力を見せて軽々と跳ねるのを見ることもできます。

 

うさぎは夜型と昼型の中間くらいの動物です。昼間は寝ていることが多いですが、真夜中に活発になるというわけではありません。その間の朝と夕方が一番活発に動くという特徴をしています。ご飯を食べる量が多くなるのも、この時間帯です。昼間寝ている時も、熟睡することはほとんどなく浅く寝ているという感じです。そのため、昼間ちょっと外出していた飼い主が帰ってくると、すぐに起きて出迎えてくれるというのはなんともうれしい点です。物音に敏感で、大きい音が聞こえると寝ている時も、パッと起きてしばらく周りを警戒している様子を見せます。

 

ホーランドロップの飼育方法

 

ホーランドロップはぼーっとしているように見えますが、実はとても賢い動物です。たとえば、時間感覚がとても鋭くて、ある程度決まった時間にご飯をあげるようにすると、それを覚えてご飯を待っていてくれるようになります。最初は、ご飯をあげても食べてくれないなと思っても、時間を決めて毎日繰り返すとその時間になったらちゃんと食べてくれるようになります。

また、トイレや入っていけないところもきちんとしつければ覚えるようになります。警戒心が強いということもあって、特に嫌な体験をするとそれをよく覚えています。そのため、入ってほしくない部屋がある場合、きちんと叱ると覚えてくれます。ペット用のうさぎは性格が穏やかで、人にとてもなつくことが多いものです。特に撫でられるのが好きなうさぎが多いので、なついてほしい場合は、優しく頭や鼻の上などを撫でてあげると、気持ちよさを分かって飼い主に寄り添ってくるようになります。

 

食べ物は牧草などの緑が濃い草を好んで食べます。都市が飼う場合はなかなか草を手に入れるのも難しいので、うさぎ用のペレットを買って与えるのが多くなります。どうしてもドライフードがメインとなりますので、しっかりとお水を飲ませるようにしてあげましょう。また、個体によってはフルールを好むこともありますので、多すぎない程度にあげると喜んでくれます。

ホーランドロップは消化器の病気と口の中、特に歯の病気にかかりやすい傾向にあります。我慢強い性格をしていて、いかにも調子が悪いという様子はあまり見せません。見てすぐに調子が悪いという感じの時は、かなり症状が重いということもよくあります。そのため、普段からしっかりと体の動きやフンの様子、食欲などをチェックして異常がないかどうかを見てあげることが大事です。運動をしっかりと普段からさせてあげれば、健康的に過ごせますし運動量でも健康状態をチェックできます。きちんとケアすれば10年以上生きることもありますので、できるだけ長生きできるようにしてあげたいものです。

 

 

 

 

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