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山の生態系には悪影響?~ニホンジカ・鹿の生態を紹介

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山の生態系には悪影響?~ニホンジカ・鹿の生態を紹介

日本には有蹄類に属する「ニホンジカ」という鹿が生息していて、その中でも地域によってエゾシカ、ホンシュウジカ、キュウシュウジカ、ツシマジカ、マゲシカ、ヤクシカ、ケラマジカの7種類がいます。北に行くほど、体や角が大きくなる傾向にあります。ディズニーの『バンビ』でもおなじみの可愛いイメージのある鹿ですが、その生息数が増えすぎると、困った問題も起きてきます。鹿の生態について見ていきましょう。

 

鹿の生態

体長体重:
オス90~190cm程
体重50~130kg程

メス90~150cm程
体重25~80kg程

 

生態:
雑木林や針葉樹林といった山に住む。植物や花、木の小枝や樹皮などを食べるため雪に覆われる地域では少なかったが、近年温暖化の影響もあり、1980年頃と比べるとシカの住む地域は1.5倍以上になったとも推測されています。植物は消化に時間がかかるため胃が4つあり、一度飲み込んだエサを口にもどしてすりつぶしてまた飲み込む反すうという食事方法をとる。2~3時間食事をとり、2~3時間安全な場所で反すうする。オスの角は春頃から生えはじめ、繁殖期の秋には完成する。3月頃になると角は落ち、また新しい角が生えてくる。年齢を重ねるほど大きい角が生える傾向にある。エサは植物ならほぼ何でも食べ、全般的に夜行性の傾向がある。普段はオスはオスの群れ、メスはメスの群れで行動し、群れの活動範囲は狭い。9月~11月の繁殖期にオスはハーレムを作る。メスは翌年の5~6月頃に子どもを産む。大人のシカが1日に食べる量は1~3キロ程と考えられる。

 

寿命:
オス10~15年程
メス15~20年程(1年半程で性成熟)
*オスの寿命が短いのは、繁殖期になわばりを作ってハーレムを守ったり、オスの方が樹皮などの固いものを食べる傾向にあり、歯がすり減りやすいからだと推測されています

 

人間との関わりと農作物や林業の被害

なめらかな鹿皮や毛皮はいろいろな物に用いられ、鹿肉も食用とされます。『万葉集』にも鹿の歌が登場し、古くから関わりのある鹿。しかし、鹿は口のとどく2m以下の植物を食べ荒らしてしまうため(ディアラインとも呼ばれる)稲や野菜といった農作物の被害。そして、樹皮を食べられた木が枯れたり、林業の被害が出ています。奈良県の奈良公園のシカは有名で(奈良公園のシカは野生のシカです)神の乗り物として伝えられ、大切にされている地域もあるシカですが日本の農業の「三大害獣」とも言われ、農業の害獣による被害額の約40%は鹿による被害と考えられています。鹿が電車や自動車とぶつかる事故も起きています。また、鹿の生息数が増え、被害が多くなっているのは狩猟や駆除が減ったことの他、天敵だと思われるニホンオオカミが絶滅したことも関係あると考えられています。これからも人間との共存の道を探っていきたいですね。

↑シカに樹皮を食べられた木

 

 

 

 

 

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