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かわいらしい顔のハンター~フェレットの特徴・寿命・飼育方法を紹介

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かわいらしい顔のハンター~フェレットの特徴・寿命・飼育方法を紹介

ペットとして人気が高まっているフェレットは、そのかわいらしい顔と穏やかな性格が特徴です。犬や猫に比べるとペットとしてあまりポピュラーではありませんが、実はとても飼いやすく種類によっては犬よりも楽という人もいます。賢くて飼い主にも慣れますし、なによりもかわいらしい動きがとても魅力的で飼い主の愛を一心に受けるペットとなります。まずは、フェレットの生態や飼育方法などをチェックしてみて、ペットとして飼うとどんな感じなのかというのをイメージしてみると良いでしょう。

 

フェレットの特徴と生態

フェレットの歴史は大変古く、一説によるとエジプトで紀元前3000年くらいから家畜として飼われていたという歴史があります。その後、ヨーロッパにも広がって、主にネズミ駆除やハンターのために使われるようになりました。そのかわいさと性格の良さから、ペット用としてフェレットを飼う人も多くなっていき、品種改良も進められていきました。フェレットはイタチ科に属していて、基本は肉食で野生のものはネズミなどの小動物を食べて過ごしています。また、非常に好奇心が強く活発なのが特徴です。遊び好きですので、家の中でペットとして飼う場合は、その元気で楽しそうな様子に癒されるはずです。また、運動好きですので、ケージの中だけでなく家の中で動き回ってストレスを解消する必要があります。

 

知能が高く命令を覚えることができます。そのため、ヨーロッパでは飼い主と共にハンティングに連れて行かれていたという歴史もあるほどです。トイレのしつけも早めに行えば簡単に覚えてくれますし、芸も複雑なものでなければ結構覚えてくれます。人にも慣れやすいので、飼い主はもちろん訪問客などにも人懐っこく接してくれることもあります。ただし、しつけや小さいころからの習慣もありますので、人に慣れるように小さいうちからいろいろな人に接することが大事です。また、フェレットは賢くてしつけに応じるということもあって、無駄吠えをほとんどしないというメリットもあります。そのため、集合住宅でもトラブルなしで飼えるというのはうれしい点です。しかし、ケージの中に入れっぱなしなどでストレスが溜まっていると、鳴き続けることがあります。ストレスのない環境で愛情を持って飼ってあげることが大事なのです。

 

日本で手に入れられるフェレットはいくつかの種類があります。マーシャルフェレットやカナディアンフェレット、パスバレーフェレットなどがいます。それぞれの体の大きさや体毛のカラーリングが異なります。基本的に生態や性格の特徴は一緒ですが、見た目はちょっと違いますので、ペットショップなどで見比べてみると良いでしょう。好みによって選ぶことができます。

 

フェレットの飼育方法

まず、上記にあるようにフェレットの食性は基本的に肉食です。そのため、ササミなどを与えると喜んで食べてくれます。ペットショップでも最近はフェレット用の専用のフードを販売するようになっていますので、それを利用することができるでしょう。市販のフードは固形になっていて保存がしやすいですし、栄養バランスも考えられていますので健康のためにもベストです。もし、なかなか手に入らないようであれば、肉の割合が多いキャットフードを与えることもできます。フェレットは消化管の長さが短くてあまり食物繊維を分解できないという特徴があります。そのため、繊維質が多いフードだとお腹を壊してしまったり、栄養吸収がうまくいかなくなったりします。フードにはちょっと気を使う必要がある生き物と言えます。

 

フェレットは基本的にケージ飼いとなります。室内に放し飼いにすると、好奇心が強く遊び好きの性格のため、家具を壊したり電気のコードをかじって感電してしまったりすることがあります。安全のためにもケージで飼うようにしましょう。その際には、ちょっと大きめのサイズにして、中で動き回れるスペースを確保することが大事です。

 

フェレットは寝るのが大好きで、かなり長い時間寝ています。そのため、専用のベッドを作ってあげると良いでしょう。ハンモックタイプのものなど、いろいろな種類のフェレット用ベッドが販売されていますので、スペースや置き方を考えて選ぶことができます。寝る時間が長いということもあって、飼い主の睡眠を邪魔せずに済んでお互い気持ちよく過ごせます。とても飼い主にはなついて、ぴったりと寄り添ってくれる時間も長いです。愛情が湧いてきてペットとしてはとても魅力的です。犬や猫と比べても手間がかからず飼いやすいというメリットもありますので、ペットが欲しいということであれば、フェレットという選択肢を考えてみるのも良いでしょう。フェレットの寿命は5年~10年程です。

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