森のきつつきさん~アカゲラの生態を紹介
静かな森影に響く歌は~大工のきつつきさん精出す歌~♪
名前の通り、雄の頭や幼鳥の頭が赤い、鮮やかなきつつき、アカゲラの生態を見ていきましょう。
アカゲラの生態
体長:
くちばしから尾の先まで24cm程
頭の後ろが赤いのが雄
頭の後ろが黒いのが雌
幼鳥時は頭の上が赤い
体重は成鳥で65g~100g程
生態:
主に亜高山の落葉広葉樹林、落葉広葉樹と針葉樹の混生林に生息。昼行性で、日中は昆虫や木の実などのエサを探す。木を弱らすカミキリムシの幼虫をよく食べてくれる存在。夜間はいくつかの巣で休む。強力な足と尾の3点で支え、幹に垂直に立つことができる。クチバシも強力で、木の枯れかけた比較的に柔らかい部分に穴をあけて営巣する。巣の大きさは入り口が直径4~5cmの円形で、下が深く、深さ30~40cm程となる。5~7月につがいで繁殖活動を行い、卵は雄と雌が交代であたため、15日程でふ化する。ひなは23~25日程で巣立つが、巣立ってから1か月程は親鳥が面倒を見る。古い巣をアカゲラが再利用することはないが、リスなど、他の小動物に利用されていく。(古い巣は、繁殖活動には使わないものの、夜休む場所としては利用しているとの意見もあります)
特徴:
・舌が長く、5cm以上も伸び、木の中の昆虫をキャッチする
・木に穴を開けて巣とし、そこで子ども(ひな)を育てる
・翼には白班がある、お腹の下あたりが赤い
・木を高速(1秒に20回程)でつつく「ドラミング」という行動をとる。縄張り誇示や、メスへの求愛行動だと考えられている
分布:
本州、北海道など
寿命:
よくわかっていないが、飼育下では10年生きた例もある。野生でも5年は生きる?1年程で性成熟すると考えられる
天敵:
オオタカ、ハイタカ、カラス、蛇など
アカゲラのドラミング動画
アカゲラの巣立ち動画
日本にいるキツツキの仲間11種類
・アリスイ
・アオゲラ
・ヤマゲラ
・ノグチゲラ
・クマゲラ
・コゲラ
・アカゲラ
・オオアカゲラ
・コアカゲラ
・キタタキ(日本では対馬に生息していたが絶滅した?)
・ミユビゲラ(滅多にいない幻のきつつき)
固い木に見事な穴を開けるきつつきのアカゲラ。
鮮やかで綺麗な鳥でもあり、森で出会えたら幸運ですね♪